こっち向いて 愛。
×× 体育祭 ××
今日は体育祭。

さっき障害物競走が終わって次は借り物競争。

うちのクラスからは5人出るんだけど、、、




「おーい!沙也加!次俺出るから応援しろよー‼︎‼︎」


「はいよー‼︎‼︎」


今のはそのうちの1人、石澤 祐馬~Yuma Kokuzawa~
そして私、宮本 沙也加~Sayaka Miyamoto~の好きな人。



「言われなくても応援するっつーの。」
私は誰にも聞こえないくらい小さな声でそう呟いた。





『位置について、よーい パァン!!!』
祐馬頑張れ〜〜〜





あ、祐馬抜かされちゃう!

「ゆうまぁぁ!がんばれぇ!」


あ、祐馬のお題なんだろ…。


探してるお題が自分だったら良いのに。
なぁんて。










「沙也加!ちょっときて!!」

「え、うち⁉︎あっ、祐馬!」



祐馬に手を握られそのまま走り出し、私達は2位でゴールした。





「ハァ、ハァ……ちょっと、ゆうまっ!」


「急にごめん。びっくりしたよな。
でもお題見たとき沙也加しか出てこなくて。」


「え…?お題、なんだったの?」


「これ。」


「守り..たいもの…?」


「俺が守りたいものは、沙也加、お前だけだ。」


「祐馬……」




「宮本沙也加さん、俺はあなたが好きです。
よかったら俺と付き合ってください。
そして、これからずっと沙也加のこと守らせてください。」





「私も、祐馬がすきっ!」








この日から祐馬は私を守ってくれてます///
< 1 / 2 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop