こっち向いて笑って、先輩!


「それは……」

「あれ、そういえばどっかで見たことあると思ったけど、この子1組の如月につきまとってるよね?」


後ろで見ていた1人がそういう。

うぅ、なんてこった。こんな輩にも認知されてしまっている。


「へー、如月のこと好きなんだー」


「そ、それがなんですか!今如月先輩、関係ないですよね?!」


「あるよー、俺の言うこと聞けなかったら、如月に〜〜」


「俺が何」


っ?!


やっぱり如月先輩って、私のスーパーヒーローだと思うんだ。


「……なんで」


「あっれ、何。お前らまた1年にちょっかい出してんの?あ、桃ちゃんだ!お前らこの前怒られてたばっかじゃーん。和那副会長にこういうの見つかったら厳しいぞ〜」


またまた如月先輩の横からひょっこりと現れたのは、野村先輩。


< 178 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop