こっち向いて笑って、先輩!
「それは……」
「あれ、そういえばどっかで見たことあると思ったけど、この子1組の如月につきまとってるよね?」
後ろで見ていた1人がそういう。
うぅ、なんてこった。こんな輩にも認知されてしまっている。
「へー、如月のこと好きなんだー」
「そ、それがなんですか!今如月先輩、関係ないですよね?!」
「あるよー、俺の言うこと聞けなかったら、如月に〜〜」
「俺が何」
っ?!
やっぱり如月先輩って、私のスーパーヒーローだと思うんだ。
「……なんで」
「あっれ、何。お前らまた1年にちょっかい出してんの?あ、桃ちゃんだ!お前らこの前怒られてたばっかじゃーん。和那副会長にこういうの見つかったら厳しいぞ〜」
またまた如月先輩の横からひょっこりと現れたのは、野村先輩。