こっち向いて笑って、先輩!
「好きなん?桃ちゃんのこと」
っ?!
突然なにを言いだすんだ野村先輩!!
そんなわけないだろう!!
バカとかアホとか間抜けとか、そういうこと平気で私にいうし暴力まで振るんだぞ!女とみられていない証拠だ。
「やめてくださいよ〜死んでも無理」
うっ。ほらね。
こっちだってごめんだわ!!
「こ、こっちのセリフだから!私は如月先輩一筋だし!」
「うわぁ、冷めないね〜桃ちゃん。快、あんまりツンデレだと呆れられるぞ〜。ね、和那!」
「……どうでも」
「ったくノリ悪いなぁ〜。あ!そうだ!今から休憩がてらお茶しない?」
「しねーよ。バカ。行くぞ」
如月先輩はそういうと、野村先輩の頭を軽く叩いて、私たちに軽く会釈して行ってしまった。
「あっ、……行っちゃった」