こっち向いて笑って、先輩!
まさに、ギクッて音がぴったりである。
「っていうか、如月先輩も同じ実行委員なんだろ?だったら、そこで連絡網がどーたらこーたらテキトーに言って貰えばいいじゃんか」
「いやぁ、、、そのどーたらこーたらが難しいんじゃん!こっそり飯田からもらった方が……」
「あの如月先輩のことだから、そういうコソコソしたのは嫌そうだけどな〜、余計嫌われちゃうなぁ、来原」
飯田はポテトを加えると、ニヤッとしながらそう言った。貴様、そんな悪い顔もできるのか。
わかっているさ。でも、今まで散々自分の口から堂々と告白し続けて進歩した試しがないんだもん。
「ください」の一言ですぐに連絡先なんて絶対もらえないよ。