先輩、私を彼女にしてください❤︎
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気がついたら真っ白な空間で眠っていた。


消毒液の匂い……
ここ、保健室?


『あ、起きた?』


声のした方に目線を向けるとさっきのイケメン様。


『あ……さっきの……』

『気分どう?』


優しいなぁ……


『だいぶよくなりました。すみません、迷惑かけちゃって。』


『ほんと、貧血は気おつけろよな。』


私は彼の笑顔を初めて見た。


まるで太陽の微笑みだった。


『じゃあ、俺行くわ。』


彼はすぐにクールな表情に戻ってしまった。


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