フェイト
僕はその次の日から民宿で働かせてもらえるようになった


僕の仕事はシーツを洗ったり外の壁を塗り直したりお客様さんの荷物を運んだりすることだ。


たまにレイラおばさんに頼まれて買い出しにも行く。



仕事は大変だけどとても楽しかった。新しいことが自分で色々できるようになったからだ。



街にもずいぶんと慣れた。

市場の人は優しいし、やって来るお客さんもみんな良い人だ。


僕はこの街が大好きになっていった。


今では、いつまでもこの街でレイラおばさんやみんなと暮らしていきたいと思ってる。




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