キャバ嬢の私。
そんな事を考えていると、時間!! 


学生のように家を駆け出る。 


「おはよーございまーす」

「おはよー、マユ。」


「マユ!おはよ!」


忘れてたけど、この店のNo.1!! 


ほとんど、新谷さんのおかげ。 


枕ぐらい、してあげた方がいいかな? 


「マユさん。指名です。」

早口にそう言って、控え室を出ていく。 


ショウ…好きだよ? 


「マユ!」


今回は若い人。 


若社長らしい。 


「こんにちは。杉下さん。」


「おう!それにしてもマユ、胸おっきくなったなぁ!」


「やだ、杉下さん!セクハラですよぉ?」


そう言いながら、杉下さんは胸を触ってくる。 


「杉下さん!ほんとに止めてくださぃ…」


「…失礼ですが杉下様。そういう行為はお辞めください。」


ショウ… 


杉下さんは、触るのを辞めた。 


「マユさん…次、指名です。」


「はい。」


ショウは私が触られても平気なの? 


…ショウは私の事なんか、好きじゃないもんね?
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