私と結婚してください。
それから準備体操をしっかりして、伊織くんの希望でいきなりチーム戦。
せめて個人練とかしようよ、なんて思ったけど最近
姫の発言になんの決定力はない
ということに気づいたから、大人しく従うことにした。
頼くんくらいの説得力があれば別なんだけどさ…頼くんもとくになにも言わなかったしな。
と、いうことでいきなり吉良チームvs瀬戸チーム。
バスケ、やります。久しぶりですな。
「伊織くんはちょっと背が低いからちょっと不利だね。」
「はぁ!?希依ちゃんのが低いし!!」
「えー、良い勝負だよ。」
「いーや!絶対希依ちゃんのが「うるせぇ」「…ぶっ!!」
くだらないことをヤイヤイ言い合う私たちだったけど
凰成が着ていたジャージを伊織くんの顔面に投げて終了。
頼くんがちゃんと顔からはがし、それを私が受け取ってハンガーにかける。
ハンガーにかける。
ハンガーにかける。
……普通ハンガーかけるかぁ?ジャージだよ?
邪魔ならそこらへんに置いとくだろ。普通。
まぁいいけどさ……
「ごめん、お待たせ。」
「じゃあやるか!
先生審判ね~
ジャンプは俺「俺と頼だな」
「おい!凰成勝手に決めんなよ!」
「じゃあ俺と勝負するか?伊織」
凰成が言うと、さすがの伊織くんも黙った。
まぁ、凰成と頼くんはどちらも背が高くて180近くありそうだし
そりゃそうだな
って結果です。ハイ。