私と結婚してください。
━━━で、今日のご飯は食堂らしくて、少し早いけど食堂に向かおうとしたんだけど
「さっさと乗れよ」
「大袈裟!別に松葉杖で不便ない!」
と、またもくっだらない喧嘩が勃発。
その結末はついにキレた凰成から始まる激しめのキス。
「ん、ん~~っ!!」
こいつとのキス、なんて慣れたもんだけど
口論の末のキスは私も頭にキテるのもあって、一段と抵抗をするんだけど
「………ふっ…」
そんなことに疲れて腰が抜ければ
「よし、行くぞ」
・・・私はもう車イスの上。
どうしてここにこんな都合よく車イスがあるんだ。
っていうかほかにやり方あるだろ。おい。
それに、私キスして腰抜けるってなんなの?キスして腰抜けるもんなの?
他に経験がないから比べようがないんだけど…もしかしてこいつ、相当慣れてんのか?
うん、ありえる。っていうか慣れててキスというものになんの思い入れもないから、こんなどうでもいいやつにもできるのかもしれない。
・・・あとで頼くんにでも聞いてみよっと。