私と結婚してください。



頼くんのいれてくれた紅茶と共に、とりあえず課題を済ませた。
こっちは大した量ではないからあっという間。


「ん、そうだ。
夕食の予約いかなきゃだったんだ。」


「では食堂に行きましょう。
私もまだですので」


ってことで、次は姫の仕事をね。
夕食なににしようかなぁ…最近は凰成に聞いても『なんでもいい』だから朝以外が毎回困る。


「伊織くんは今日なにするの?」


「伊織様は今日は天ぷらが良いとのことでしたので、和食おまかせで、天ぷらをリクエストする予定です」


「天ぷらかぁ…うちもそれでいいや。
そういえば竜司くんのはどうするの?まだ頼くんがやるの?」


「いえ。神崎さんにも姫ができましたので、私はもう用意する予定はありません。
ですが用意はされているのか……

最初はわからないことばかりで、私も何度も何度もマニュアルを見たくらいで、希依さんはもうわかってることですが、仕事もそれなりにあるので
神崎さんがそれをすべて把握して説明しているのかは少々不安もありますね。

朝はまだ神崎さんに姫がいなかったはずですし…お昼も神崎さんだけでしたし…」


「じゃあめぐはわかってないのかな?」


「かもしれませんね。」


「教えてあげなくて良いの?」


「もちろん、聞かれたら答えますよ。
希依さんの時同様に。

希依さんはとても熱心に覚えてたので、とても感心したものですが……
西島さんはなにも聞いてこないので、心配してしまいますね。」


……めぐ、いいのかなぁ。


「…気になるようでしたら、電話してみてはいかがですか?」


「あ、それもそうだね。」


ってことで、久しぶりにスマホで電話をする。
なんだかんだ凰成が渡してきたPHSで十分だったから、スマホを最近さわること減ってたんだよね……


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