私と結婚してください。
花嫁として認められますか?
そして、パーティー当日
今日は学校の終業式でもある。
「ふー、明日から冬休みだね」
「だな」
「凰成は冬休みどうするの?
年末年始は家帰るの?」
「俺?とくに予定はねぇな。
希依はどうすんの?」
「私はー、まぁとりあえずどっかのタイミングでは帰るけど
もし凰成が暇なら神楽にいるよ。
そこらへんは凰成に合わせるよ。私は姫なわけだし」
「あ、そ。
なら俺もスケジュール確認しとくわ」
「うん」
これで、今年も制服着納めだ。
お昼を食べたら、早速準備のため美容院へと向かわなければならない。
今日は大忙しな1日になりそう。
「ってか今日めぐはパーティー来ないんでしょ?
どうするの?ひとりじゃん」
「え、私はバスケ部のクリスマスパーティーに顔出してくる!
みんなが帰ってくるまでには部屋にいるつもり」
「あ、そうなんだ。楽しんできてね」
「希依もね」
私は…、楽しめる余裕ありますように。
無事、パーティーが終わりますようにって
それを祈ることしかできなかった。