私と結婚してください。


「大体お前、姫のくせに頼に世話係やらせてんなよ。
お前は頼の主人じゃねぇだろ。」


「わかんないことが多いから聞いてただけじゃん!
だいたいあんたが説明ちゃんとしとけば聞くこともなかったし。

……って!そういえばあんた姫の不良で解雇されることはないとか、学校の都合で解雇の場合は退学しかないとか言っときながらあるんじゃん!
さっき頼くんから聞いたんだからね!」


「はぁ?知らねぇよ。
少なくとも前例はないんだから関係ねぇだろ。

逆に解雇になったらお前は神楽創立して初になるな。
そんな情けねぇ勲章、俺につけねぇように頑張ってくれよ。」


……誰がお前のために頑張るか!!
ってかそれなら最初っから私なんか選ぶんじゃねぇ!!

ったく…


「凰成~、女の子には優しくしないとモテないよー?」


「別にこいつにモテても嫌気しかねぇのに優しくする意味あんのかよ」


「はぁ!?」


「まぁまぁ…
……それなら希依ちゃん、俺にくれればいいのに。」


・・・はい?
え、神崎竜司が狂った。壊れた?


「ねぇ?希依ちゃんも俺の方がよくない?」


え、と……え?なに?この流れなに?
私はどうすればいいの?


「アホか。これ以上ない暇つぶしを誰が譲るかよ。」


「私はあんたの暇つぶしのためにいるわけじゃない!!」


「勝手にそうやって吠えてろよ。
まじで超ウケるわ。」


真顔じゃん!ウケてねぇじゃん!
こいつなんなんだ!!



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