私と結婚してください。
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食事を終え、片付けなんかも頼くんにいちいち教えてもらって、
やっと吉良凰成が入浴タイム。
なんかやっと1日が終わるな…長かった……
吉良凰成のルームウェアのセットもしたし、入浴後は紅茶を用意しろとも言われお湯を沸かし、ティーセットを出して
……やっと、落ち着けたわ…。
「あ、そうだ速水…」
あれからスマホすらさわる時間はなくて、私はソファに座ってやっとまたスマホを開いた。
『まぁ高梨がいいならいいけど
たまにはこっちにもこいよ!またみんなで飯とか行こうな!』
とメールが来ていて、速水らしくてなんか笑ってしまった。
『そうだね!
めぐとか椎依とかみんなで遊びに行きたいよ~』
『じゃあ俺椎依ちゃん誘っとくわ!』
はは、椎依だけかよ。
めぐとか他の男子もちゃんと誘えよ?速水。
「なに一人で笑ってんだよ」
「えっ…あ、ちょっと!」
吉良凰成は髪の毛をまだ濡らしたまま、私のスマホを奪い取った。
「速水…って、もしかしてさっきの男じゃねぇよな?」
「え、あ…それは……あはは」
や、やば……
話すなって言われたばっかりだった…
「お前こいつと遊ぶ気かよ」
「は、速水とって言うかみんなで…」
「お前俺が言ったこと忘れたのかよ」
……忘れて、ないけどさ…
「大体、こんなやつと遊んでる暇はお前にはねぇ。」
吉良凰成はスマホでなにか操作したあと、私にスマホを返してきた、けど
「は!?え、ちょ…なんでロックしてんの!」
私のスマホなのになぜかこいつにロックされていた。