私と結婚してください。
仕方なく、ビクビクしながら1人で待ってることになってすぐ、
なんとなーく、ね?
なんとなーく後ろから足音が聞こえる気がするの。
男同士の会話が聞こえる気がするの。
「オウセイ~、昼なにするー?
俺腹減った~」
……そんな、声がね。
「なんでもいいわ。任せる。」
ど、どどど、ど、どうしよう!!
ちょ、まっ…め、めぐ……
「あ、ならラーメン気分」
「ラーメンな。たまにはいいかもな。」
ま、待って待って待って待って!!
こっち来ないで!!
む、むり!やっぱむり!
逆ナンなんて…
あっ……
"あんたはこのままだと好きでもない上から目線野郎と結婚するはめになるのよ?
嫌だったら勇気だしなさい!"
……そんなの、絶対嫌。
あんなやつと結婚なんて、絶対嫌だよ!!
「やったね~
俺ずっと行ってみたかったとこあ「わ、私と結婚してください!!」
「……は?」
・・・結婚してください?
あれ…え?え、ちょ、私なんてこと言って…!!
「あ、あぁ!い、いや違くて!!」
とにかく弁解しなきゃ!!と顔をあげればそこにはすごく見慣れた制服に身を包んだ男の子が、二人…
な、なにこのイケメン…
このイケメン…が、あれ?待って、この制服…
もしかして秀英学園!?うそ、うそでしょ!?