私と結婚してください。
「でもさ、竜司くんは姫がいないじゃん?
その場合どうするの?」
「担任がベアを組むんだって~」
「へぇー…」
担任か。……いいな。
あの人なんか運動も抜群にできそうだし
私の代わりに凰成とも組んでくれないかな
「なに羨ましそうな顔してんだよ」
「え!?べ、べべ別にしてないよ!!」
げっ!声が思いっきり動揺しちゃったよ!!
や、やば……
「アハハ、希依ちゃんって嘘下手なんだね」
「……伊織くんは笑いすぎ」
「べ、べべ別に!?だって…アハハ、やば…」
「い、伊織様…」
……笑いすぎだからね。
そして凰成から放たれる不機嫌オーラがやばいんだからね。
どうしてくれんのさ。
…私のせいだけどさ。