ヒヨと11人の王子サマ
「陣って誰もが振り返るオーラを持ってるからね。」
「てか俺の存在にも気づいてなかった。…つか兄貴と俺が同じくらいカッコイイだそうだ。」
「え、マジで?!何あの子マジ!ウケる笑」
「…でも緋代のお兄さん、マジでイケメンだよ。陣さんと同じくらい。よく芸能人に間違われるみたい。」
「そうなんだ。」
「陣と同じくらいの奴いるんだな!!」
「…歌。」
「え?」
「アイツ歌も上手かった。」
「あらあの子歌ってたの。珍しいわ。」
「そうだね!滅多に見ないよねー!!」
「お兄さんの影響とか?確か芸能関係の仕事についたみたいだよ。」
「じゃあ俺ら知ってるかな?」
「さあね。ま、七葉って人見つければいいんじゃない?割とない名字だし。…さ、そろそろ私達も帰ろ。ほら、華子。そんなに恋くんとくっつかないの。」
「もー帰るの?んじゃあまた明日ね!!バイバイ!!」