ヒヨと11人の王子サマ
程なくして帰ってった6人は、
「頑張りすぎないでね!?」
と、帰り際に言われました。
…ちょーっとよくわかんないのですが。
「緋代。」
『氷月。あ、由宇と沙弥は寝た?』
「…あれだけ遊んでもらったから。」
『それもそうか』
「…俺、出来るだけ手伝うから。」
『…うん、ありがと。でも全然大丈夫だから。』
「…お姉ちゃん。」
『あれ、茜。寝ないの?』
「私も、手伝うから。私、もう中学生だから、手伝えるよ?」
『…急にどうしたのー?うんうん、ありがと。』
「…俺は朝練もあるから、朝の仕事は俺がやる。…緋代は知らなさそうだけど、料理出来るから。洗濯も出来るから。」
「私は部活に入ってないから、由宇と沙弥を迎えに行く。ご飯も私が作る。だから…だから、少しは休んで。たまにはたくさん遊んで女子高校生らしくいてよ。」
『…氷月、茜、ありがと。わかった、そうする。』
「お姉ちゃんは食材を買うだけでいいからね。」
「金銭面は緋代に任せる。」
『わかった。…ごめんね、本当に、ありがとう。』
「あら、母さんは何をすればいいの?」
『「「!?」」』
『い、いつから!?』