HIYA!BOYS!
・・・・は、はい?

ちょ、ちょっと父さん??

「今日から父さんの残業は後回しで良いから」

いやいやよくない・・

「で、でも・・」

「男を磨きなさい」

え・・

「カフェ部で男を磨きなさい」

あぁ、そういうことか・・

良かった・・女をさらけ出す命令かと・・

「つまり、男の練習ってことだよね?」

「そうだ」

・・そうだよね。

・・でも、わざわざこんな危ない目に合うようなこと

「サッカーとか野球とかダメなの?」

「男は危険と向い合せになるほど

漢になるんだ」

きっぱり言われた!!・・

そっか・・そういわれると仕方ないか・・

私は了承して部屋を後にした

{父さん視線}

ショックを受けているようだったな

だが何となく気合が入っているかのようにも見えた

あの子を見るととてもうれしくなるのはなぜだろう

笑顔が出てくる

でもそんなに引き締まらないでくれ

お前は女の子なんだから

無理しないでほしいんだ

女の子になりたかったら女の生き方で全然かまわない

そんな事言っても聞かないんだろうな

あの子は。

せめて楽しい青春を送れるように

この学校を入れてみたんだ

カフェ部に所属はできないかもしれないが

楽しいと思えるような学校に入って欲しかった

そしたらまさか入ってしまうなんてなあ

海桜。どんな生き方でも構わない。

楽しい青春を送りなさい。
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