fragment
頂きますと心の中でじいさんに呟き、一口口にする。
やっぱり旨い。
「突然で驚かれると思うんですが、これ、お祖父様からあなたにと預かった物なんです」
「え?俺に?」
「はい」
差し出されたのは普通の箱。
「開けても?」
「勿論です」
菓子でも入ってそうなその箱を開けると今度はダークブラウンの木彫りの箱が入っていた。
そこには、To Eita の文字。
じいさんが彫ったものだろう。
その綺麗な横文字をゆっくり指の腹でなぞってから箱を開ける。
「・・・これ」
「はい」
中に入っていたのは数枚の写真と古ぼけた封筒が二つ。それと、俺の名前が刻まれた万年筆だった。
やばい。俺、泣いてるかも。
やっぱり旨い。
「突然で驚かれると思うんですが、これ、お祖父様からあなたにと預かった物なんです」
「え?俺に?」
「はい」
差し出されたのは普通の箱。
「開けても?」
「勿論です」
菓子でも入ってそうなその箱を開けると今度はダークブラウンの木彫りの箱が入っていた。
そこには、To Eita の文字。
じいさんが彫ったものだろう。
その綺麗な横文字をゆっくり指の腹でなぞってから箱を開ける。
「・・・これ」
「はい」
中に入っていたのは数枚の写真と古ぼけた封筒が二つ。それと、俺の名前が刻まれた万年筆だった。
やばい。俺、泣いてるかも。