fragment
「気付いたら病院で、俺は三日間目を覚まさなかったらしくて、」
「・・・」
「それで、母親に、聞いたんだ。俺どうしたのって、母親泣いてて、何で泣いてるのって・・・」
目が覚めて一番に見たのは母親の泣き顔で、声をかけたら泣きながら抱き締められて、意味がわからなかった。
ずっと泣いてる母親見てわけわかんなかったんだ。
「そしたら、何でも無いのって、もういいのってずっと泣いてて、それで何も聞けなかったんだ、」
「それから、ずっと?」
「うん。それで、先月さ、いきなり松ヶ原さん覚えてるか、って聞かれて」
「・・・知らせたのは、私です」
「え?」
「祖父の死を伝えて欲しいとお願いしたのは私なんです」
「・・・俺に?君は、一体、」
「・・・」
「それで、母親に、聞いたんだ。俺どうしたのって、母親泣いてて、何で泣いてるのって・・・」
目が覚めて一番に見たのは母親の泣き顔で、声をかけたら泣きながら抱き締められて、意味がわからなかった。
ずっと泣いてる母親見てわけわかんなかったんだ。
「そしたら、何でも無いのって、もういいのってずっと泣いてて、それで何も聞けなかったんだ、」
「それから、ずっと?」
「うん。それで、先月さ、いきなり松ヶ原さん覚えてるか、って聞かれて」
「・・・知らせたのは、私です」
「え?」
「祖父の死を伝えて欲しいとお願いしたのは私なんです」
「・・・俺に?君は、一体、」