赤色の夕日【短】
心臓の鼓動
━次の日


病室に入ろうとしたら話し声がきこえてきた。


「お前は笹原さんと付き合ってるのか?」


先輩のお父さんの声


「違う違う。」


「なんだ、そうなのか。でも好きなんじゃないのか?」


「いやぁーまぁ。告白しよっかなっと思ってる…。って言わせんなよな!」


「ははは!そうかそうか。笹原さんはいいこそうだ。お前の事をあれだけ心配してくれるこだからなー。」


「そんなに心配してくれてたの?」


「たぶんな。まぁしらんが。嫁にでも連れてきな!」


そういってがははと笑うお父さん。

冗談であってもさすがに飛びすぎ。

ガクッとなって扉に鞄をぶつけてしまった。


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