赤色の夕日【短】
「誰が来てるのか?」

みつかってしまったのは仕方ないと扉を開けていつも通りを装って病室に入った。


「こ、こ、こ、こんにちはですます先輩!」


明らか動揺してるでしょ。


と自分で自分に突っ込んだ。


「ははは!さてはさっきの話しきいてたなー!」

「うっ。」

痛いとこをつつかれ頬が赤くなる。

「ど、ど、どっからきいてたんだよ…!」

先輩も動揺してるみたい。


「えと、付き合ってるのかってとこから…。」

「はっ!」

一気に頬が熱くなる

「それを最初からって言うんだよ!」

「ははは!まぁあとはお若い二人でごゆっくりー。」

にやにやしながら、お父さんは病室から出ていった。
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