宙、優しい君は.
午前中の部活が終わり、1度家に帰る。
私が家に着く頃には落田君からメッセージが入っていた。
【今日、14:00に駅でも大丈夫ですか?】
【いいよ!】
私はそう返信すると急いでお昼ご飯を食べて家を出る支度をした。
──13:55──
私は駅の広場で落田君を待っていた。
しばらくすると、遠くから歩いてくる人影が見えた。
「涙先輩!」
そういって落田君がこちらに向かってきた。
そういえば、と思って疑問に思っていたことを問いかける
「今日って…2人きりなの?」