宙、優しい君は.
知った後の後悔
「えっと…そうです、、2人です」
落田君は顔を真っ赤にして答えた。
「そっか!じゃあ、行こっか!」
私はそんな落田君を前にわざと明るくふるまった。
電車に乗り、2駅隣の駅に移動する。
ラケットショップは案外駅から近場のところにあった。
「…どっちが良いですかねー」
落田君は2つのラケットを前に、悩んでいる。
どうやら、この2つの中からどちらかを買うそうだ。
1つ目は水色を基調としたラケット。
2つ目は青と黄緑の入ったラケット。
どちらも格好良いので決められないのだろう。
「涙先輩は、どちらが良いと思いますか!?」
「うーん、、、水色の方のラケットは…?」