宙、優しい君は.

その後は、お互いに買い物をしたり 食べ物を食べたりし、帰ることになった。

駅について解散する間際、落田君がこう言った。


「先輩、俺 先輩に言いたいことがあるんです。」


「ん?何?」

私がそう問いかけると、次の瞬間落田君が顔を真っ赤にして答えた。


「俺……好きです。涙先輩が。」


しばらくの間、何を言われたのかよく理解出来ず立ち尽くしていると、

「えっと、、、いきなり迷惑でしたよね。ごめんなさい」

と、落田君が言った。

「い、いや!?全然平気だよ!?」


すると、落田君は悲しそうな顔をして言った。


「でも、先輩、春咲のこと好きですよね…」

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