宙、優しい君は.
5分後────
思っていたよりも早く返事が来た。
【僕は、大丈夫です!
聞いて下さり、ありがとうございました】
その一言が私を安心させた。
それと同時に、落田君の告白を断ったということは後輩との恋愛関係を拒絶してしまったような気がして、その瞬間────
真っ先に春咲の顔が頭に浮かんだ。
と同時に途端、落田君に返信をしなければならないことに気がついた。
なんと返せばいいか。
悩んだ末、ごめんね、ありがとう と打つと私はベッドに横になり目を閉じた。