宙、優しい君は.
想い傾き声だけの

あれからさらに日にちが経った。

気がつけば夏休み残り五日という終盤に近づき、セミの音が聞こえる回数も減った。



落田君とはあれから話すようになったが、お互い告白の件の話には触れず、普通の先輩と後輩の関係が続いている。


今日は午後から部活がある。
時計を見ると、12:48を指していた。
13:30に集合のため、私は支度をして家を出た。






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