宙、優しい君は.
振り返ってみると…
「おお!蓮見じゃん!」
夏休み中1度も会っていなかった蓮見と遭遇した。
「森田、なにやってんの?祭り?」
「うん!蓮見も?」
「まあ、、誰と?」
「友達だよ!蓮見は?」
「俺も、友達〜」
そんなことを話しながら蓮見と一緒に坂下神社まで来た。
蓮見は友達との待ち合わせがあるから、と神社の中に入っていった。
この神社にはもんを潜るとすぐに50段の階段がある。
それを登った先に見える広場で祭りが開催されているのだ。
そんなことを考えているうちに、
「涙ーー!!」
と、私の名前を呼ぶ璃子の声がした。