宙、優しい君は.
「へ、平気だよ!?」
突然顔が近づいたため、照れ隠しのようにそんな態度をとってしまった。
「そう?なら、いいけど… 先輩、次ダッシュやるんで見ててください!」
ニコニコした表情で春咲がそう言う。
「わかった、見ておくよ」
少し笑顔で私がそういうと、春咲は仲間のところへ行った。
今日の部活も終わる頃、先輩が1.2年生を呼び止めた。
「皆、もうすぐで私達3年生は引退です。
だから、そのために学年代表をそれぞれの学年で決めたので、発表します。」
みんな一斉にざわついた。
もちろん、1年生も 誰だろう、と話している
「はい、聞いて。2年生 向井さん。」
皆が、おぉーと拍手を拍手をする。
「じゃあ、次に1年生。1年生は────」