宙、優しい君は.
「男子、津田。女子、森田。」
(え、最悪!私じゃん!しかも、男子は全然話したことない津田!?)
「じゃ、この2人頼んだぞ☆今日のHR終わり!日直ー」
「気をつけー礼」
『さよならー』
(ちょっ、先生…)
無責任な担任は鼻歌を歌いながら教室から出ていく
クラスに残っているのはついに、私と津田だけになってしまった。
津田といえばいつもクラスの中心にいて結構モテるという噂だが私は津田のような男子、いやまず男自体嫌い。
そんなことを考えていると、津田が話しかけてきた。
「森田ー、俺、サッカー部とかで行けない時もあるけどそん時はごめんな、実行委員頑張ろうぜ!じゃあな。」
津田はそういうと部活に行くために教室から出ていった。