宙、優しい君は.
春咲と話していると時間を忘れる。
今日は終業式と授業1時間だけだったので、昼食はなかった。
沈黙が続いていたが、、
「な、なあ森田。お腹すいてない?」
「えっ…」
「どっか食べ行こうよ。」
「い、いいよ!」
まさか、春咲から誘ってくれるなんて。
私たちは一応先生を警戒しながら屋上からフロアへ戻る。
もう残っている生徒はほぼ居ないようだ。
結局春咲とは、学校から少し歩いたオシャレなカフェ屋さんに行くことになった。
お昼の時間帯だが、お客さんは比較的少なく私たちは窓側の一番端の席に座った。