宙、優しい君は.
焦り、関わりの無い夏日
目が覚めると、自分の部屋だった。
(あの後の記憶が曖昧だ…)
確か、家に帰って宿題して、ご飯とお風呂をちゃちゃっと済ませて寝たような…
時計を見ると 8:28 だった。
しかし、今日から夏休みのため学校に行かなくて良い。
ここであることに気がついた。
もしも、春咲と同じ部活じゃなかったら。
きっと今頃、会えないな、寂しいな、なんて思っているのだろうか。
そう考えたら、同じ部活ということを変に嬉しく思った。
だが今日は部活がない。
もちろん、春咲にも会えない。