宙、優しい君は.

入ったカフェは休日ということもあって、結構賑わっていた。
私と璃子は席に案内され、この店おすすめのパンケーキを頼んだ。

何だか、昨日春咲と行ったカフェを思い出すな…

「涙、どうしたの?」

璃子が聞いてきた

「っえ!?な、なんか変だった?」

「いや、ぼーっとしてたから(笑)」

「何にもないよ、平気!」

「そう?」


…いけない、いけない。
今日は春咲のことを考えるのはやめよう。


しばらくすると、頼んだパンケーキが届いた
私と璃子はそれを食べながら色々なことを話し合った

クラスのこと、部活のこと、勉強のこと、、、

一回璃子に

「涙は、好きな人いるの?」

と聞かれたが、

「いないよ」

と答えた。

春咲は好きな人でもなんでもない。ただの後輩だから。

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