宙、優しい君は.

なんとなく話を聞いていて(私?)と思っていたが、改めて言われてみるとやっぱり嬉しい。

「はい、ありがとうございます」

私は笑顔でそういうと、春咲は言った。

「俺、その人が先輩の中で一番好き。」


その瞬間、私は恋愛感情で好きと言われた訳では無いが
今度こそ顔を真っ赤にしてしまったと思う。

ぎこちない

「ありがとう」

と共に、春咲は笑顔で笑ってくれた。

< 93 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop