俺の大事な宝物~短編~
キスを知らない子がいたのか・・・!
ここまでおかしな子だとは思わなかった
おかしいというか分からないのか
とは言っても、
何かの挨拶って・・・笑
「挨拶って言えば挨拶のようなもんなんだけど・・・笑」
「やっぱり!」
「普通はされたら嫌がるんだけどな」
「そうなんですか!?」
「んじゃあとりあえずもう一回しとく?」
「いっ・・・嫌です・・・。」
「フフっ・・・笑
今さらかよ!」
「ちょっと・・・嫌がってみました・・・!」
会った時から少しおかしな子だった
そして正直で真っ直ぐだった・・・
本当はこんな俺なんかと一緒にいるべきではないんだろう。
けど君と離れたくないと、そう思ってしまった。
「俺の家はこっちだよ。」
彼女の手を引っ張り、
夜の道、方向を変え俺の家に向かった。