俺の大事な宝物~短編~
・・・・・・の・・・
・・・あの・・・・・・
「あのぉ!」
なんだこの子・・・俺に言ってたのか。
「大丈夫ですか?」
そう言って俺の顔をのぞき込んでくる女の子がいた。
髪の毛は少し乱れたロングで、身長からして中学生ぐらいの子。
「え?なんで、急に」
「あっいや!べっ別に特に何も無いんですけど・・・
ぼーっとしてたので大丈夫かなと思いまして⋯」
知りもしないのに、人の心配をするこの子を俺は
すこし愛おしく思えた。
(可愛い・・・)
この女の子は
夜は危ない人が多いこと知らないのかな
「俺は大丈夫。ちょっと一緒に散歩しない?」
「そうですか!あっいいですよ!」
いいのか・・・。
プッ・・・なんかおかしな子だな
ふと、この子なら俺の心を癒してくれるんじゃないか
と、そんなことを考えてしまった。