俺の大事な宝物~短編~
「俺もさ、親はいないようなもん。
家追い出されて、大学に行くお金がないから仕方なく働いてる。」
「えっ!家を追い出されたんですか!ひどい・・・」
「まぁ色々あってね」
おもに自分のせいだけど。
やりたいことしかやってこなかったら、見放されたってだけ。
はじめは何が悪いんだとか思ってたけど、2年近くこうしてると、分かってくるもんだよな・・・
自分のダメさが・・・
彼女にも振られるわけだ。