永久の誓いからの逃亡
「傍に駿くんがいてくれるのに、他の男の人に目移りするなんてあり得ないよ」

「うん。
それは信じてる」

ぽんと頭を撫でられる。

大丈夫。
私たちは上手くやっていけるはず。

眠りにつく前に、再び駿くんの携帯に目がいってしまう。

拭いきれない不安がある。

きっと駿くんに憧れている女性は他にもたくさんいる。
なかには、駿くんが既婚者だとしても関係ないと思う女性もいるかもしれない。

私という存在は、駿くんから女性を遠ざけるための予防策にはならない。

でも、どうしたらいいのかわからない。

駿くんが、他の女性のもとへ行くことはないと信じてる。

問題はそこじゃなくて、常に彼の周りに女性がいるということだ。
彼を狙う女性が。

はぁ。
考えたくない。

結婚してても、こういう不安にずっと悩まされ続けるのかな…。
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