永久の誓いからの逃亡
カーンコーン。
透き通ったウェディングベルの音が響く。

駿くんの腕に手を通す。
いよいよだ。
緊張する。

すー、はー、と深呼吸をする。

「真綾。

何かあったら隣見て。
俺がいるから。
あと、楽しいときもね。
そうやって共有していこう。

今日だけじゃなくて、これからずっと」

これからずっと、隣を見れば駿くんがいてくれる。

「うん。
一生ついていきます」

バンと扉が開かれ、大きな拍手と色とりどりのフラワーシャワーで迎えられる。

一歩を並んで踏み出す。

ここからまた、2人で新しい思い出を紡いでいく。
健やかなる時も病める時も傍にいると、永久の愛の誓いを胸に。

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