永久の誓いからの逃亡
そこで私は、咄嗟に考えつくベストな対応を口にした。

「ホテルのスタッフの方をを呼んできます」

とりあえずそう答える。

とにかく、状況がわからないから他にも人を呼んだ方がいい。

「待って。
そんな大事にしたら、酔っ払ってる彼女が困るんじゃないかな?

園川さんが来てくれないなら、俺が1人で介抱するよ」

この人が、1人で…?

ちょっと想像しただけでも、それは危ない気がする。

この人に酔っ払った女性を任せてしまってもいいのだろうか。
いや、いいはずがない。

「わかりました。
私も行きます。

どこですか?」

「ありがとう。
こっち」

とりあえず置いてあったペットボトルの水を持って、彼の後についていく。
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