永久の誓いからの逃亡
「言ってないの?
へー、そう?」

ゆっくり、ソファーに押し倒される。

「ま、待って…」

これはまずい…。
身の危険を感じて、駿くんの胸を押し返す。

「言った。
言いました」

「ん?
何て言ったの?」

「だから…」

こんな、面と向かって言うの?
あの時呟いた言葉を?

む、無理!
恥ずかしすぎる!

「そんな困った顔しても許してあげないよ」

ほら、と私を離してくれない。

言うまで待つ気だ…。
< 77 / 183 >

この作品をシェア

pagetop