七瀬クンとの恋愛事情
** 七瀬 **
「話、まだ終わってないんですか?」
朝から倫子さんが執務室に呼ばれて行ったと、部署の人に聞いてとりあえず来てみれば
社長と話し込んでいる倫子さんを見つけて、その近くで待っている高科課長に声を掛けた
「ああ、ちょっとな。なんだ倫ちゃんにか?」
高科課長が倫子さんを『倫ちゃん』と呼ぶのが気に入らなくて、俺は少し不機嫌になり
フイッと、社長と話している倫子さんの方へ視線を向けた
「何話してるんですか?社長と倫子さん」
「………さあな」
「課長も一緒呼ばれてたんじゃ、なかったですか?」
その場で気長に話が終わるのを待っている高科課長に、首を傾げた
「その話は終わったがな……まあ、待ちだな」
「今は話に加わらないんですか?」
ただの立ち話でもしてるような雰囲気の社長と倫子さんに視線を向けた
「入れねぇだろ、普通…言っとくがあれ、この会社の代表取締りだぜ」
確かに、普通は気軽に話が出来る相手ではない
なんと言っても雇われてる会社の社長なんだから
でも、いま倫子さんと話している宗馬社長は、とてもフレンドリーに見える
いつもの近寄りがたいボス的な感じとは違って見える
「話、まだ終わってないんですか?」
朝から倫子さんが執務室に呼ばれて行ったと、部署の人に聞いてとりあえず来てみれば
社長と話し込んでいる倫子さんを見つけて、その近くで待っている高科課長に声を掛けた
「ああ、ちょっとな。なんだ倫ちゃんにか?」
高科課長が倫子さんを『倫ちゃん』と呼ぶのが気に入らなくて、俺は少し不機嫌になり
フイッと、社長と話している倫子さんの方へ視線を向けた
「何話してるんですか?社長と倫子さん」
「………さあな」
「課長も一緒呼ばれてたんじゃ、なかったですか?」
その場で気長に話が終わるのを待っている高科課長に、首を傾げた
「その話は終わったがな……まあ、待ちだな」
「今は話に加わらないんですか?」
ただの立ち話でもしてるような雰囲気の社長と倫子さんに視線を向けた
「入れねぇだろ、普通…言っとくがあれ、この会社の代表取締りだぜ」
確かに、普通は気軽に話が出来る相手ではない
なんと言っても雇われてる会社の社長なんだから
でも、いま倫子さんと話している宗馬社長は、とてもフレンドリーに見える
いつもの近寄りがたいボス的な感じとは違って見える