七瀬クンとの恋愛事情
二人の間にルールがある訳じゃない
付き合っているという名目もない
「倫子さんがかそうしたいなら内緒でいいよ」
まるで、ゲームを楽しむみたいな感覚の軽いノリでそう答える七瀬くん
会社ではあくまで上司と部下、先輩と後輩
プライベートで一緒にいる彼と、たまにするセックスは好きだ
2人でいると何より安心出来るし、居心地も良い
世代も違うから音楽やTVの好みも合わないが、それがかえって話題にもなったりして
……たぶん絵梨花の言っていた『無駄な恋愛』ってやつなんだろうけど
彼女に話したら『何やってんの?!』なんて怒られそうだ
「あ、主任さんっ、七瀬さん知りません?」
社内の廊下で私を呼び止め書類1枚を持って七瀬くんを捜すのは、派遣組の名取さんだ
「七瀬くんなら、さっき打ち合わせ終わって自分のデスクに戻ってると思うけど………」
「それがいないんです」
なんか少しイラついているようだ
余程の要件なんだろうか?書類まで持ち出しているくらいだし
「どうしたの?」
「大した事じゃないんですが、一部訂正箇所の確認を………」
「ん…?」
その書類を見ればそれ程の事でもないようだけど
付き合っているという名目もない
「倫子さんがかそうしたいなら内緒でいいよ」
まるで、ゲームを楽しむみたいな感覚の軽いノリでそう答える七瀬くん
会社ではあくまで上司と部下、先輩と後輩
プライベートで一緒にいる彼と、たまにするセックスは好きだ
2人でいると何より安心出来るし、居心地も良い
世代も違うから音楽やTVの好みも合わないが、それがかえって話題にもなったりして
……たぶん絵梨花の言っていた『無駄な恋愛』ってやつなんだろうけど
彼女に話したら『何やってんの?!』なんて怒られそうだ
「あ、主任さんっ、七瀬さん知りません?」
社内の廊下で私を呼び止め書類1枚を持って七瀬くんを捜すのは、派遣組の名取さんだ
「七瀬くんなら、さっき打ち合わせ終わって自分のデスクに戻ってると思うけど………」
「それがいないんです」
なんか少しイラついているようだ
余程の要件なんだろうか?書類まで持ち出しているくらいだし
「どうしたの?」
「大した事じゃないんですが、一部訂正箇所の確認を………」
「ん…?」
その書類を見ればそれ程の事でもないようだけど