奏でるものは 〜功介〜
第1章
高等部に入って1ヶ月が過ぎた。
そろそろ、世の中の高校生は、放課後になる時間。
携帯にメールを知らせる音がして手に取った。
“また学校サボり?
今から集合な”
優からのメールに“分かった”と返信した。
あのお坊ちゃん学校は楽しくない。
高等部になってからサボり気味だった。
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