花火の咲く音
あっ

ふと思い出す。

『カップルらしいこと』

さっき屋台に行ったからもう失敗しないだろう。

いけ!俺………!

手をそっと重ねる。

光は花火の光のみで、よく手元が見えないだけマシ。

だけど彼女は驚いたっぽい。

何回か俺の方を見てきたが、手を退けられることもなかったから、そのまま見続けた。
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