戦月姫
コンコンッ

光「失礼します。1年の藤堂光です。」
菜月「同じく1年の真泉菜月です。
私達二人の名前が無かったのでこちらに参りました。」

理事長「あぁ。君たちか。そろそろ来ると思ってたよ。」

??

理事長「君たち2人には天理科に入ってもらう。」

光「え!?」
菜月「天理科ですか!?」

理事長「そうじゃ。いやか??」

光「いえ、嫌とかいう前にベールに包まれている学科なので、よく分かりません。」
菜月「私もです。」

理事長「そうか。そりゃそうじゃな。簡単にいえば、どの学科にも適さないと判断された子達が行くところじゃ。」

どの学科にも適さない、、、??

理事長「君たち2人は頭脳、運動神経、技術、あらゆる面で完璧じゃった。
そして特技の試験でも、目を見張る様なことをしてくれた。」

目を見張る、、、??

光「あの、お言葉ですが、僕はただ料理を作っただけです。」

理事長「いや、君の料理は、ただの料理ではなかった。今まで食べたことの無いほどの美味しさ、そして考え尽くされた栄養バランス、どれをとっても完璧じゃった。」

そう思われてたんだ、、、、
んん??でも菜月は??

光「ありがとうございます。でも、なつ、、いや、真泉さんは??」

理事長「ああ、そりゃ本人がよく分かってるじゃろ。それにのちのち分かるじゃろ。」

え、、、何か、はぐらかされたような、、??

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