戦月姫
東「あら、皆さんおそろいの様ですね。」

自己紹介をしてだべっていると、着物に身を包んだ東さんが入ってきた。

東「まずは天理科について軽く説明をしてから、新入生の歓迎会を行いたいと思います。」

東さんが床に腰を下ろすと、それを合図に皆が腰を落ち着けていく。
中には寝転がっている先輩もいる。

東「大体のことは学科長から説明を受けたと承っております。でも、大事なことがありまして、、、」

菜月「大事なこと??」

東「はい、実はこの天理科及びゴールドタウンのことはトップシークレットなのです。お二方も存在は知っていても何をしていて、どこにあるのかまではご存じ無かったでしょう??」

光「はい」

東「それは政府から口止めされているからです。だから、このゴールドタウンの外にいる人には絶対にここの情報を漏らしてはなりません。」

光「漏らしたら?」

東「重罪となり、軽くても懲役50年は免れないでしょう。最悪、死刑です。」

菜月「死刑、、、」

東「はい。それくらいの機密情報がこのゴールドタウンにくるのです。なので、ここに来る方達のほとんどはブレインに行くので問題ないのですが、戦争の前線に立ちたいなら、単独行動は免れないでしょう。」

えらい所に来たな、、、
だから蓮兄も武器科って言っていたのか。

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