副社長のいきなり求婚宣言!?
*
「君のようなダイヤの原石が我が社に居たとは」
「とんでもございません」
「おめでとう、亜弥音さん」
「ありがとうございます」
長谷川建設代表取締役社長から、直々に賞状を受け取る。
軽く会釈をして顔を上げると、クリスタルのトロフィーを持った副社長が、社長と入れ替わりに私の前に立った。
自社ビル一階と二階にまたがる大きなホール。
年末の謝恩会では、コンペの授賞式も兼ねていて、今まさにそのステージ上で、私の授賞が発表されたばかりだった。
「おめでとう」
「ありがとう、ございます」
いつもの優しい笑顔が、眩しすぎるライトに当てられ、より一層輝いて見えた。
もう会えないんだと思っていた人が、今目の前にいる。
言われた通りにおめかししてきてよかった。
頭を下げて見た黒のセレモニーワンピースが、女の子らしく揺れた。
「君のようなダイヤの原石が我が社に居たとは」
「とんでもございません」
「おめでとう、亜弥音さん」
「ありがとうございます」
長谷川建設代表取締役社長から、直々に賞状を受け取る。
軽く会釈をして顔を上げると、クリスタルのトロフィーを持った副社長が、社長と入れ替わりに私の前に立った。
自社ビル一階と二階にまたがる大きなホール。
年末の謝恩会では、コンペの授賞式も兼ねていて、今まさにそのステージ上で、私の授賞が発表されたばかりだった。
「おめでとう」
「ありがとう、ございます」
いつもの優しい笑顔が、眩しすぎるライトに当てられ、より一層輝いて見えた。
もう会えないんだと思っていた人が、今目の前にいる。
言われた通りにおめかししてきてよかった。
頭を下げて見た黒のセレモニーワンピースが、女の子らしく揺れた。