あたしたちの恋模様
▪️想いの果て
「いらっしゃいませー」
奥で準備をしてると、唯斗の声がきこえる。
お客さんだ!
と、慌ててエプロンをつけて表にへと走る。
「紐、縦になってんぞ」
唯斗がエプロンの紐に触れる。
「あ、慌ててたから」
「そゆとこ変わんねぇな」
目を細めて笑って、結び目を解く。
「あ……ありがとう」
なんだか照れくさくて俯いてる間に、きゅっと結び直してくれる。
ふと、店内に目をやると、お菓子コーナーを見てる男子高生の姿。
「……あ」
「心結?」
あたしの漏れた声が唯斗に聞こえたみたいで、首をかしげてる。
「どした?」
なにも答えないあたしにもう一度問いかける。
「ゆ、悠貴!」
唯斗の言葉をスルーして、お菓子コーナーを見てる背中に呼びかける。
「は?」
唯斗はキョトンとした顔でこっちを見てる。
「はは、気づいてくれた」
大好きな笑顔で振り向く、あたしの大好きな人。
奥で準備をしてると、唯斗の声がきこえる。
お客さんだ!
と、慌ててエプロンをつけて表にへと走る。
「紐、縦になってんぞ」
唯斗がエプロンの紐に触れる。
「あ、慌ててたから」
「そゆとこ変わんねぇな」
目を細めて笑って、結び目を解く。
「あ……ありがとう」
なんだか照れくさくて俯いてる間に、きゅっと結び直してくれる。
ふと、店内に目をやると、お菓子コーナーを見てる男子高生の姿。
「……あ」
「心結?」
あたしの漏れた声が唯斗に聞こえたみたいで、首をかしげてる。
「どした?」
なにも答えないあたしにもう一度問いかける。
「ゆ、悠貴!」
唯斗の言葉をスルーして、お菓子コーナーを見てる背中に呼びかける。
「は?」
唯斗はキョトンとした顔でこっちを見てる。
「はは、気づいてくれた」
大好きな笑顔で振り向く、あたしの大好きな人。