あたしたちの恋模様
▪️存在の大きさ
「はぁ!?織田と付き合い出した!?」
ヒロと付き合うことにした翌日。
食堂では、そんなかすみの大声が響き渡った。
「かすみ、声大きい」
慌てて、立ち上がったかすみを座らせる。
「だって、どうして……」
少し悲しそうな顔をするかすみは多分、また悠貴とあたしが付き合うことをのぞんでいた。
「昨日ね、見たの。悠貴が彼女といるところ」
「……そうなんだ」
「驚かないんだね?」
かすみは悲しい顔をするだけで、特に驚くこともなかった。
「……うん。彼女いるの知ってた」
「え?」
誰も悠貴とは連絡が取れないというはなしだったのに。
なぜ、かすみは知っていたのだろうか。
「ごめん、黙ってて……大学に入ってすぐに悠貴くんとは1度会ってるの」
「……会ってる?」
そんなはなしを一度も聞いたことがなくて、心の中がザワつくのを感じる。
ヒロと付き合うことにした翌日。
食堂では、そんなかすみの大声が響き渡った。
「かすみ、声大きい」
慌てて、立ち上がったかすみを座らせる。
「だって、どうして……」
少し悲しそうな顔をするかすみは多分、また悠貴とあたしが付き合うことをのぞんでいた。
「昨日ね、見たの。悠貴が彼女といるところ」
「……そうなんだ」
「驚かないんだね?」
かすみは悲しい顔をするだけで、特に驚くこともなかった。
「……うん。彼女いるの知ってた」
「え?」
誰も悠貴とは連絡が取れないというはなしだったのに。
なぜ、かすみは知っていたのだろうか。
「ごめん、黙ってて……大学に入ってすぐに悠貴くんとは1度会ってるの」
「……会ってる?」
そんなはなしを一度も聞いたことがなくて、心の中がザワつくのを感じる。